(20!!/!!/!!)
「食らえジャイアントポッキーブレード!!」
「わっちょっ痛っ、くないけど何スかいきなり! 巨大ポッキー!?」
「うん、いいでしょー」
「風船スか? どうしたんスかこんなもん」
「学校の近くのコンビニでもらったんだ。ねー紫原くん」
「うん。なんかポッキーとプリッツが安売りしててー。買ったらくれた」
「で、紫原くんはいらないからって私がもらった」
「そんなもん食えねーし」
「へえー。そういえば今日11月11日スか」
「そうそう」
「お? なんか面白いもん持ってんじゃねーか」
「わあーいいなあ、可愛い!」
「へへーポッキーだよー。てゆーかさつきちゃんはそう言ってくれると思って! ほら、もらってきたよ!」
「え、いいの、くれるの? ありがとうちゃん!」
「どういたしましてー。部屋にでも飾ってね」
「おい、オレの分はねーのかよ。チャンバラしよーぜチャンバラ」
「お、いいね面白そう! そんじゃあハイこれ、ポッキーブレード2号」
「1号寄越せよ」
「だめー」
「ていうか何本持ってるんスか」
「2箱につき1本もらえたから」
「10箱買った」
「買いすぎっス!」
「安かったしー」
「そんであと2本残ってるけど……あ、緑間くんもやる?」
「オレに振るな。やらんのだよ」
「ぶは、とか言いながら持ってんじゃねーか!」
「今日のラッキーアイテムだったから仕方ないのだよ!」
「これを俗にツンデレと言います」
「黒子くんなるほど。じゃあ緑間くんはマイブレードで参加決定ということで」
「だからやらんと言っているだろう!」
「ボクはやりたいです」
「おおーさすが黒子くん! ハイじゃあこれどうぞ」
「ありがとうございます」
「えっ、て、テツくんもするなら私もしようかな……」
「おいでー皆でしよーよ!」
「あー、オレはパスで。紫っちとポッキー食ってるっス」
「え、あげねーし」
「え、ひどい!」
「だめだよ黄瀬くんは悪役だから。叩かれる役だから」
「更にひどい!」
「オラ黄瀬そこに直れ」
「すみません黄瀬君」
「そういうことなら仕方ないのだよ」
「手加減はするからね!」
「これ何てリンチっスか!?」
「がんばれー」
「よし皆かかれー! ってあ、やば、すっぽ抜け「何だお前ら騒がし、」た」
ぽこん
「…………」
「オレじゃねーぞ」
「オレじゃないのだよ」
「ボクじゃないです」
「わ、私も」
「オレ知んねーし」
「っちっス」
「ちょ、黄瀬くん」
「」
「はいっ」
「ポッキーゲームするか」