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        「食らえジャイアントポッキーブレード!!」
        「わっちょっ痛っ、くないけど何スかいきなり! 巨大ポッキー!?」
        「うん、いいでしょー」
        「風船スか? どうしたんスかこんなもん」
        「学校の近くのコンビニでもらったんだ。ねー紫原くん」
        「うん。なんかポッキーとプリッツが安売りしててー。買ったらくれた」
        「で、紫原くんはいらないからって私がもらった」
        「そんなもん食えねーし」
        「へえー。そういえば今日11月11日スか」
        「そうそう」
        「お? なんか面白いもん持ってんじゃねーか」
        「わあーいいなあ、可愛い!」
        「へへーポッキーだよー。てゆーかさつきちゃんはそう言ってくれると思って! ほら、もらってきたよ!」
        「え、いいの、くれるの? ありがとうちゃん!」
        「どういたしましてー。部屋にでも飾ってね」
        「おい、オレの分はねーのかよ。チャンバラしよーぜチャンバラ」
        「お、いいね面白そう! そんじゃあハイこれ、ポッキーブレード2号」
        「1号寄越せよ」
        「だめー」
        「ていうか何本持ってるんスか」
        「2箱につき1本もらえたから」
        「10箱買った」
        「買いすぎっス!」
        「安かったしー」
        「そんであと2本残ってるけど……あ、緑間くんもやる?」
        「オレに振るな。やらんのだよ」
        「ぶは、とか言いながら持ってんじゃねーか!」
        「今日のラッキーアイテムだったから仕方ないのだよ!」
        「これを俗にツンデレと言います」
        「黒子くんなるほど。じゃあ緑間くんはマイブレードで参加決定ということで」
        「だからやらんと言っているだろう!」
        「ボクはやりたいです」
        「おおーさすが黒子くん! ハイじゃあこれどうぞ」
        「ありがとうございます」
        「えっ、て、テツくんもするなら私もしようかな……」
        「おいでー皆でしよーよ!」
        「あー、オレはパスで。紫っちとポッキー食ってるっス」
        「え、あげねーし」
        「え、ひどい!」
        「だめだよ黄瀬くんは悪役だから。叩かれる役だから」
        「更にひどい!」
        「オラ黄瀬そこに直れ」
        「すみません黄瀬君」
        「そういうことなら仕方ないのだよ」
        「手加減はするからね!」
        「これ何てリンチっスか!?」
        「がんばれー」
        「よし皆かかれー! ってあ、やば、すっぽ抜け「何だお前ら騒がし、」た」


                        ぽこん


        「…………」
        「オレじゃねーぞ」
        「オレじゃないのだよ」
        「ボクじゃないです」
        「わ、私も」
        「オレ知んねーし」
        っちっス」
        「ちょ、黄瀬くん」
        
        「はいっ」






        「ポッキーゲームするか」